【ズートピア2で英語】覚えておきたい単語・フレーズをシーン別に解説

『ズートピア2』冒頭シーンの英語フレーズを解説する記事のサムネイル アニメ英語

『ズートピア2』には、学校の教科書だけでは分かりにくい自然な言い回しや、動物の世界ならではの楽しい言葉遊びがたくさん登場します。

この記事では、映画のストーリーを楽しみながら英語を覚えられるように、印象的なシーンごとに単語やフレーズをやさしく解説します。

今回は、前作の出来事がテンポよく振り返られる冒頭シーンです。会話が速いうえに、ニュースで使われる少しかたい単語や皮肉、ダジャレも出てくるため、英語だけで聞くと意外と難しい場面です。

※この記事には『ズートピア』『ズートピア2』冒頭部分の内容が含まれます。作品の台詞全文は掲載せず、英語学習に必要な短い表現だけを取り上げています。

Scene 1|冒頭の前作振り返りシーン

冒頭では、ジュディとニックがベルウェザーの企みを暴いた前作のラストから、ニックが警察官になり、2人がバニーとキツネの警察官コンビとして注目されるまでが短く紹介されます。

I framed Lionheart.

  • frame+人:人に罪を着せる、犯人に仕立てる
  • Lionheart:前作に登場したライオンハート市長

ここでの frame は「額縁」という名詞ではなく、動詞として使われています。

例文

The evidence proved that he had been framed.
その証拠によって、彼がぬれぎぬを着せられていたことが分かりました。

I can frame you, too.

意味は「あなたにも罪を着せられる」です。too は「〜も」という意味なので、「ライオンハートだけでなく、あなたも」というニュアンスになります。

日常会話で覚えたい表現

milk it|必要以上に大げさにする・引っ張る

milk は本来「乳をしぼる」という意味です。しかし、会話では「ある状況をできるだけ長く利用する」「話や演技を必要以上に引っ張る」という意味でも使われます。

この場面では、ジュディがかなりドラマチックに演じているため、ニックが「もう十分でしょ」「ちょっと大げさだよ」という感じで使っています。

例文

You won the game. Don’t milk it.
試合に勝ったのは分かったから、いつまでも自慢しないで。

lay it all out|すべて分かりやすく説明する

lay out には「並べる」「配置する」のほかに、「情報や考えを整理して説明する」という意味があります。

lay it all out なら、「事情を全部はっきり説明する」「全体をきれいに整理して見せる」というニュアンスです。

例文

She laid out the plan clearly.
彼女は計画を分かりやすく説明しました。

なお、lay の過去形と過去分詞はどちらも laid です。

one person’s word against another’s|証拠がなく、言い分が対立している状態

一方が「こうだった」と言い、もう一方が「違う」と言っているものの、どちらが正しいかを示す証拠がない状態を表します。

日本語では「言った、言わないの状態」「どちらの言い分を信じるかだけの状態」に近い表現です。

この場面では録音が残っているため、この言い分が皮肉によってひっくり返されます。単語の意味だけでなく、前作から続くジュディとニックらしい切り返しにも注目です。

hustle|うまく相手をだますこと・策略

hustle にはいくつもの意味がありますが、この場面では「相手をだますためのうまい策略」「詐欺のような手口」という意味です。

ニックが前作で使った表現をジュディが返しているため、2人の関係が分かる重要な言葉でもあります。

日常英語では、文脈によって「急ぐ」「精力的に働く」「副業で稼ぐ」という意味にもなるので、前後の内容から判断しましょう。

ニュースのナレーションに出てくる英単語

unlikely duo|意外な2人組

  • unlikely:ありそうにない、意外な
  • duo:2人組、コンビ

性格も育った環境も違うジュディとニックは、まさに「意外なコンビ」です。

duo は音楽グループだけでなく、映画の主人公コンビやスポーツ選手のペアなどにも使えます。

例文

The unlikely duo became close friends.
その意外な2人は親友になりました。

small-time|小規模な・大物ではない

small-time は、人の活動や犯罪などが「小規模な」「それほど重要ではない」ことを表す形容詞です。

ニュースでは、警察官になる前のニックが大物犯罪者ではなく、街で小さな詐欺をしていたキツネだったことを短く表しています。

uncover a conspiracy|陰謀を暴く

  • uncover:隠れていたものを明らかにする、暴く
  • conspiracy:陰謀、共謀

uncover は、もともと「覆いを外す」という意味です。そこから、秘密や不正を「明るみに出す」という意味でも使われます。

例文

The reporters uncovered a conspiracy.
記者たちは陰謀を暴きました。

join the ZPD himself|ニック自身もZPDに加わる

文末の himself は「彼自身」という強調です。

ニックはジュディを手伝っただけではなく、その後、自分も警察学校を卒業してZPDの一員になった、という変化が強調されています。

ZPDは Zootopia Police Department の略です。

市長のスピーチに出てくる重要表現

hail someone|人を高く評価する・称賛する

ニュースで使われる hail は「人や功績を公に高く評価する」という意味です。

hail A as B の形なら「AをBとして称賛する」となります。

例文

The team was hailed as a symbol of hope.
そのチームは希望の象徴として称賛されました。

anniversary|記念日・周年

anniversary は結婚記念日だけでなく、出来事や施設の「創立○周年」「完成○周年」にも使えます。

  • the 10th anniversary:10周年
  • celebrate an anniversary:記念日・周年を祝う

coexist|共存する

coexist は「同じ場所や時代に一緒に存在する」「違いがあっても共存する」という意味です。

  • co-:一緒に
  • exist:存在する

ズートピアのさまざまな動物が、異なる環境の中で一緒に暮らしていることを表す大切な単語です。

lowly|地位が低い・取るに足りない

lowly は「身分や地位が低い」「重要ではない」という、少し見下した響きを持つ言葉です。

市長はジュディを称賛しているようでありながら、田舎出身のウサギとして低く見るような表現も使っています。ここには、本人が気づかないまま持っている偏見が表れています。

shifty|信用できなさそうな・怪しげな

shifty は、態度や目つきなどが「どこか怪しい」「信用できなさそう」という意味です。

キツネに対する決めつけを表す言葉として使われている点がポイントです。

例文

He gave me a shifty look.
彼は私に怪しげな視線を向けました。

bias と stereotype の違い

どちらも「偏見」に関係する単語ですが、意味は少し異なります。

単語意味ニュアンス
bias偏り、先入観、偏見判断が一方に偏っていること
stereotype固定観念、決めつけある集団を同じ特徴でひとくくりにすること

たとえば「キツネはみんなずる賢い」と決めつけるのは stereotype です。その固定観念によって、キツネに不公平な判断をすることは bias につながります。

embrace our differences|お互いの違いを受け入れる

embrace は「抱きしめる」という意味でよく知られていますが、考え方や変化などを「喜んで受け入れる」という意味もあります。

embrace our differences は、違いをなくそうとするのではなく、「違いがあることを認め、それを前向きに受け入れる」という表現です。

例文

A strong team embraces differences.
強いチームは、それぞれの違いを受け入れます。

ズートピアらしい英語の言葉遊び

be-fur

冒頭では before の一部が、動物の毛を意味する fur に置き換えられています。

  • before:以前に、前に
  • fur:動物の毛

発音が似ていることを利用した、ズートピアらしいダジャレです。

Zootennial

Zootopia と、100周年を意味する centennial を組み合わせた造語です。

  • centennial:100周年の、100年祭

Zoogether

zoo と together を合わせた言葉遊びです。意味としては better together に近く、「違いがあっても、一緒ならもっと良くなれる」というメッセージが込められています。

crack a case|事件を解決する

crack は「ひびを入れる」「割る」という意味だけでなく、難しい問題や暗号、事件を「解く」という意味でも使われます。

crack a case は、刑事ドラマやミステリー作品でもよく登場する「事件を解決する」という表現です。

例文

The detectives finally cracked the case.
刑事たちはついに事件を解決しました。

冒頭シーンで覚えたい表現まとめ

英語日本語の意味
milk it必要以上に大げさにする・引っ張る
lay it all outすべて整理して説明する
frame someone人に罪を着せる
hustle相手をだます策略・手口
unlikely duo意外な2人組
small-time小規模な・大物ではない
uncover a conspiracy陰謀を暴く
hail someone人を公に称賛する
coexist共存する
shifty信用できなさそうな・怪しげな
embrace differences違いを受け入れる
crack a case事件を解決する

まとめ|聞こえたフレーズから少しずつ

『ズートピア2』の冒頭には、前作を振り返る短い場面の中に、日常会話やニュース英語、犯罪捜査に関する単語、動物にちなんだ言葉遊びまでたくさん詰まっていました。

最初からすべての台詞を聞き取れなくても大丈夫です。milk it や frame someone、unlikely duo のように、気になった短い表現を一つずつ拾っていくと、もう一度見たときに「あ、この言葉だ」と気づける瞬間が増えてきます。

好きな作品を繰り返し楽しむ中で、英語の音や言い回しが少しずつ身近になっていくのも、アニメで英語に触れる楽しさの一つです。次のシーンでも、物語を楽しみながら気になる英語を見つけていきます。


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